JMC システムリニューアル ご報告資料

新システムの「サーバー構成」と「月額費用」

作成日:2026年10月5日 / 金額はすべて概算(税抜・1ドル=155円で計算)

1. 結論(ひとことで言うと)

新しいシステムの運用費は、現在の約20万円/月から、約1.3万円/月へ下がる見込みです。年間では約225万円の削減になります。

いまの費用(マッチングッドの基盤)
約20万円 /月
年間 約240万円。外部業者の管理で、自社では下げられません
新システムの費用(今のアクセス規模)
約1.3万円 /月
年間 約15万円
年間の削減額
約225万円
マッチングッドを解約した後から発生します
アクセスが大幅に増えても(上限の想定)
約3.9万円 /月
現在の約280倍のアクセスを想定した場合
使うサービス(3つ) Webサイトを動かす Vercel(ヴァーセル)、データを保管する Supabase(スーパベース)、メールを送る Resend(リセンド)。 すべて日本(東京)で処理します。JMC名義でのAWS(アマゾン)の契約はしません。
ご留意いただきたい点 削減が始まるのは、新システムへの切替が終わり、マッチングッドを解約した後です。切替後は安全のため最低1か月、新旧を並行して持つので、その月だけ約21.3万円(二重払い)になります。 また、開発が1か月延びるごとに、いまのシステムに約20万円を払い続けることになります。早く切り替えるほど得です。

2. 何を使うのか

Webサイトやシステムを動かすには、いくつかの「部品」が必要です。お店にたとえると、下の図のようになります。

Resend

郵便局
登録確認や求人案内のメールを送る

←

Vercel から依頼

メールを送りたいときに、Resend へ依頼する

それぞれの役割と費用(今のアクセス規模の場合)

役割使うものやさしい説明月額の目安
サイトと管理画面を動かすVercel Pro求人サイト2つ(常勤・非常勤)と、社内の管理画面を表示・処理します。(お店の建物と店員)約 3,100円
データを保管するSupabase Pro
(東京)
医師・求人・やりとりの記録、ログイン情報、添付ファイルを安全にしまいます。本番用とテスト用の2つ分を含みます。(倉庫と会員名簿)約 6,400円
メールを送るResend Pro(東京)会員登録の確認、パスワード再設定、求人のご案内などを送ります。迷惑メールになりにくい設定(送信元の認証)も行います。(郵便局)約 3,100円
プログラムの保管GitHubシステムの設計図(プログラム)を保管します。無料
故障の見張りSentryエラーが起きたときに知らせます。個人情報は送らない設定にします。無料枠
サイトの住所(ドメイン)お名前.com現在のものをそのまま使います。切替の手順も大きく変わりません。現行のまま
合計(上の3つ)約 12,600円
AWS(アマゾン)は契約しません VercelとSupabaseは、内部では東京のAWSの設備を使っています。ただし、JMCが契約したり設定したりすることはありません。「保守当番」はサービス提供会社が担い、現在のように外部業者へ管理を頼む必要はありません。

なぜ「Cloudflare(クラウドフレア)」ではなく、この組み合わせなのか

Cloudflareも有力な候補として調べました。月額はこちらのほうが安くなります(差は月 約2,300円〜約1.8万円)。それでも採用しない理由は、次のとおりです。

3. いくらかかるのか

3-1. 月額の内訳(切替後・今のアクセス規模)

項目内容ドル円(目安)
Vercel Pro基本料(ここに1か月の利用枠$20が含まれます)$20約3,100円
Supabase Pro基本料$25約3,900円
データベース(テスト用)リハーサル・確認用$10約1,600円
データベース(本番用)小さいサイズから開始$15約2,300円
割引Proプランに毎月付く−$10−約1,600円
データ容量の超過分少しだけ超える見込み$1約150円
Resend Proメール送信(月5万通まで)$20約3,100円
合計$81約12,600円/月

※ 年間では約15万円です。現行の約20万円/月(年約240万円)に対して、約6%です。

3-2. いまとの比較

3-3. アクセス数によって、費用はどう変わるか

費用は「サイトを見に来る人(と自動巡回プログラム)の数」で変わります。いまのアクセスは、Googleアナリティクスの実測で日本の利用者が月 約5,400ページ表示(常勤サイト 約4,300、非常勤サイト 約1,000)です。これを基準に、5つの場合を計算しました。

場合月のページ表示数月額年間の削減額
0 いまのまま約5,400約1.26万円約225万円
A いまの約5倍3万約1.31万円約224万円
B 成長15万約1.57万円約221万円
C 大幅成長50万約3.5万円約198万円
D 上限の想定150万約3.91万円約193万円
ポイント アクセスがいまの数倍になっても、月額はほとんど変わりません(0 と A の差は月 約500円)。費用が上がるのは、アクセスがいまの数十倍になったときです。

3-4. 試算に入っていない費用

4. アクセスが増えたら、何が起きるのか

Vercelの料金は「段階式」です

携帯電話のデータ通信プランのように、使った量に応じて、月の料金が段階的に上がります。

1か月に処理するリクエスト(アクセスの回数)追加料金
100万回まで(今のアクセスはほぼこの範囲)込み(0円)
1,000万回まで月 約3,100円($20)
5,000万回まで月 約1.55万円($100)
いちばんの変動要因は「bot(ボット)」です bot とは、人ではなく自動でサイトを巡回するプログラムのことです。実際、直近1週間のアクセスの95〜98%は日本国外(主に中国)からで、1ページだけ見て去る動きでした。 こうした自動アクセスも回数に数えられるため、人が増えなくても段階が上がることがあります。対策として、巡回の制限やアクセス元の制限ができます。

費用の見直し(運用が始まってから)

5. 「3つの環境」を用意します

システムは、本番だけでなく「練習用」「確認用」の場所を分けて作るのが一般的です。個人情報の守り方を最優先にして、次のように決めました。

ローカル

開発用(手元のパソコン)

プログラムを作る場所です。入れるデータは、架空のダミーだけ。

費用:0円

ステージング

確認用(インターネット上)

本番に出す前に、動きを確認・ご覧いただく場所です。入れるデータは、氏名などを置き換えた「マスク済み」のみ。関係者以外は見られないようにします。

費用:月 約1,600円

本番

実際の業務で使う場所

実際の医師の個人情報は、ここにだけ置きます。切替の前のリハーサル・試験運用も、この(まだ公開していない)本番で行います。

費用:§4 のとおり

個人情報の置き場所を「本番だけ」にした理由 個人情報の管理対象を1か所に絞ることで、漏えいの危険を減らし、医療分野の認定基準を守りやすくなります。切替前の本番では、試験運用中に本物の医師へメールが誤って届かないよう、送信先を制限します。

6. 開発の進め方と、契約の時期

6-1. 開発のステップと、契約の時期

次のステップで進めます。契約は、必要になる直前まで行いません。そうすることで、無駄な費用を抑えます。

1

管理画面(CRM)を作る

求職者・求人・進捗・売上・メールなどを扱う、社内の管理画面を作ります。あわせて、現行システムからのデータ移行の手順も整えます。

このとき契約するもの:Vercel、Supabase、GitHub と、確認用(ステージング)。作りながら「実際の基盤で動くか」を早めに確かめるためです。実データは入れません。

月額 約7,000円

2

公開サイト(常勤・非常勤)を作る

求人の検索・会員登録・応募ができる、一般向けのサイトを作ります。検索からの流入を守るため、現在のURLを引き継ぐ設定も行います。

月額 約7,000円(そのまま)

3

移行のリハーサルと、試験運用

実際のデータを使って、移行のリハーサルを複数回行います。続いて、担当者の方に実際の業務の流れで試験運用していただきます。この間、本物の医師にメールが届かないよう、送信先を制限します。

このとき契約するもの:リハーサルの2〜3週間前に、本番用のデータベース。ここで初めて実データが入ります。

月額 約9,500円

4

切替(公開)

新システムを公開し、サイトの住所(ドメイン)を新システムへ向けます。会員の皆さまへ、パスワード再設定のご案内を、数日に分けて送ります。

このとき契約するもの:メール送信(Resend)の有料プラン。

月額 約1.3万円〜(§4)

5

並行稼働を経て、マッチングッドを解約

切替後、最低1か月は新旧を並行して動かし、問題がないことを確認します。その後にマッチングッドを解約します。ここから毎月約20万円がなくなります。実測の使用量で、費用も見直します。

削減が始まる(並行稼働の月は、新旧の合計 約21.3万円)

ご留意 開発の完了が遅れるごとに、いまのシステムに毎月約20万円を払い続けることになります。そのため、切替までの作業は、必要なものに絞って進めます。

7. 安全対策(バックアップなど)

データのバックアップ
  • サービス標準の毎日のバックアップ(7日分)
  • それに加えて、週1回、別の場所へ控えを保管(暗号化・国内)
  • 添付ファイルも別に複製し、アプリから勝手に消せない仕組みにします
管理画面へのログイン
  • パスワードに加えて、スマートフォンの確認コード(二段階認証)を必須にします
  • 誰がどの個人情報を見た・変えたかの記録を残します
  • 担当者ごとに、見られる範囲を制限します
「いつの時点にも戻せる機能」は、当面入れません この機能(PITR)は月 約1.55万円の追加です。入れない場合、万一のときは最大1日分の入力が失われる可能性があります。誤操作や障害が心配になった時点で、あとから追加できます。